11/29にAWS re:InventでAmazon Aurora Serverlessが発表されました。
ブログ をもとにどんなサービス内容なのか調べましたので共有したいと思います。
サービス概要:
Amazon Aurora Serverless は設定した範囲内でオートスケーリング(自動拡張)の設定ができます。アプリケーションが必要とするリソースのキャパシティに応じてデータベースを立ち上げたり、落としたり、スケールアップ、スケールダウンをしてくれます。
この新しい構成では、非常に変動性があり、急速な変更が必要なワークロード用に設計されています。
また使用するデータベースリソースは秒ごとの使用量に応じて課金されます。
サービスアーキ:
このサーバーレスのモデルは、処理とAurora アーキテクスチャを綺麗に分離することによって構築されています。
(Auroraのアーキについてはリンク先参照 https://media.amazonwebservices.com/blog/2017/aurora-design-considerations-paper.pdf )
Amazon Aurora Serverless を使う際には、今までのようにフロント側でデータベースインスタンスのサイズアップを選択する代わりに、
- endpointの作成、最小と最大のキャパシティサイズの設定
- クエリのエンドポイントを設定
を行います。
このエンドポイントは、データベースリソースを高速にスケール変更できる待機DB群に指示を出すシンプルなプロキシです。
スケール変更はバックエンドで行われ、その時でもコネクションは維持されます。
スケール変更は高速で新しいリソースも5秒以内にオンラインになります。
ストレージと処理が分かれているため、スケール変更の際にもダウンタイム0で行えますし、ストレージ料金だけの支払いになります。
スケーリングはホットスタンバイされたリソースからは1秒で発動します。
最新、最速のリソース操作を用いてキャッシュとバッファを特別処理しています。
既存のAurora データベースもほとんど手間なくserverlessに移行できます。
料金はAurora の能力と組み合わせるコンピューターの性能、メモリサイズをもとにして算出します。
最低1分で新しいリソース追加ができ、1秒単位で課金計算します。
リリース時期
年明けの早い時期に追加情報を提供し、今の計画では2018/1Q
にMySQL版、2018年内に PostgreSQL が製品リリースされる予定です。
すでに、プレビュー(MySQL版)は以下から使用可能です。
https://pages.awscloud.com/amazon-aurora-serverless-preview.html
この記事を書いた人
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今年の半ばからレコチョクエンジニアとして働き始めた野々宮 SATEOSHI(写真:スペルミス?)です。
斬新なサービスやその成り立ちに興味あります。
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