こんにちは!
株式会社レコチョクのUXデザイナーの川津です。
今回は昨年12/12(木)に社内で行われた、UXリサーチャー瀧本はろか様を講師に招いてのUXリサーチ勉強会についてご紹介いたします。
勉強会の目的
レコチョクでは、「顧客視点を取り入れたサービス意思決定に寄与できる人材」の育成を目的として、UXディレクター/デザイナー向けの社内勉強会を開催してきました。
現在、社内にはUXの専門家が多くないため、実践の場で活躍されている瀧本はろか様をお招きし、その実践的な知識と経験から学び、社員にその空気感を肌で感じてもらうことを目的として開催いたしました。
UXリサーチ社内事例
登壇者:レコチョク IT基盤部QA推進グループ 清崎康史
まずはレコチョクから、社内のUXリサーチ事例について紹介をしました。
清崎さんは社内QAチームのスペシャリストです。
自社サービスにおけるユーザビリティテストの具体例を出しながら、テストの設計や結果、改善施策についてお話ししていただきました。
テスト対象となったサービスには私も以前関わっていたため、「あそこの動線設計は難しいよねぇ」と思いながら興味深く拝聴しました。
最初のテスト結果の数字はなかなか衝撃でしたし、その後の大幅改善にも驚きました。
ユーザー視点を意思決定につなげるヒント
登壇者:株式会社スマートバンク UXリサーチ部部⻑ UXリサーチャー 瀧本はろか様
続いては講師の瀧本はろか様から「ユーザー視点を意思決定につなげるヒント」をテーマにご登壇いただきました。
この日はなんとレコチョクカラーに合わせピンクのスカートを着てきてくださったとのことです。
講義や瀧本様の著書に「信頼してもらう振る舞いを増やし仲間を見つける」といった内容がありましたが、まさにそれを体現されていて、私は冒頭から心を掴まれてしまいました。
今回の主な講義内容は以下のようなものでした。
・ユーザー理解の1歩目
・事業推進のために“リサーチ”を活用する
・チームの巻き込み方
ユーザー理解が共通言語だと戦略実行に真っ直ぐ向き合える、そうすると目線が揃って同じゴールを目指せる。そのためには信頼を得ることで仲間を作っていく。
自社サービスにおける喫緊の課題に対し、一筋の光明が差したかのようにも感じる講義でした。
書籍紹介「UXリサーチの活かし方」
瀧本様は2024年11月11日に「UXリサーチの活かし方 ユーザーの声を意思決定につなげるためにできること」という書籍を出版されました。
こちらの書籍は、UXデザインにおける実践的なリサーチ手法と、それをどのように意思決定プロセスに組み込むかを詳しく解説した一冊です。
レコチョクでは、事業の意思決定に関与する人材を増やすべく、ディレクター/デザイナー向けの社内読書会にも採用しています。
「顧客理解を強化したい」「ビジネスとして価値のあるリサーチを行いたい」方などに必読の内容となっています。
ぜひお手に取って、UXリサーチをどのようにデザインの改善促進に結びつけているか、その具体的なアプローチを学んでいただければと思います。
質問会&フリータイム
講義終了後に質問会を設けましたが、社内メンバーの今回の講義に対する興味関心は高く、多方面からの質問が飛び交いました。
その後のフリータイムでも我先にと瀧本様へ話しかける人が後を絶たず、あちこちから「最近で一番いいインプットになった」「あの事業のこういう部分に活かせそう」という声が聞こえました。
また総じて共通していたのは、この短時間でみんなすっかり瀧本様のファンになっていたことです。この人間力がトップUXリサーチャーたる所以なのだとまざまざと感じました。
まとめ
UXリサーチは事業の成功に関わる重要なプロセスであり、実施にあたってはユーザー理解・事業理解を深め、組織内での協力体制を築くことが不可欠です。
この勉強会を通じてそれを改めて感じるとともに、より実践的に学ぶことができました。
瀧本様、ご参加いただいた方々、運営メンバーにこの場を借りてお礼申し上げます。
皆様、誠にありがとうございました!