【連載企画5日目】ウェブ画面開発者の頭の中を見てみよう!〜完結編〜

Advent Calendar 2022

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

この記事は レコチョク Advent Calendar 2022 の9日目の記事となります。

はじめに

こんにちは!レコチョクが提供している音楽配信サービスのウェブ開発をしている今井です。
普段の業務ではHTML・CSS・JavaScriptを扱い、ユーザーが実際に操作する画面の作成を担当しております。

企画内容

本記事は、「ウェブページ制作 × 伝言ゲーム」5日目の記事となります。

ウェブページのデザインを伝言し、伝えられた人は伝言をもとにウェブページ制作を行う企画になっております。

こちらで企画内容やルール説明しておりますので、合わせてご確認ください。

伝えられた内容のメモ

私は伝えられた内容をその場で「手書きの図」にしてメモを取りました。
[実際のメモは以下]
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  • メモを文章ではなく、ワイヤーフレームのような設計図として作成しておけば、コーディングする際にレイアウトが一目でわかるので便利かなと思い、今回は「手書きの図」を作成してみました。
  • メモを視覚的な情報として残しておくことで、後日メモの内容を思い出しやすく、スムーズに実装することができました。

成果物

本企画の成果物は以下になります。元のデザインと大きな差異はなく、安心しました!
image-20221121051759087.png

本企画を通して

本企画の参加者に感想をお聞きしたので、まとめて掲載しようと思います。

本企画でやりにくさを感じたこと

  • 伝える側、伝えられる側の認識を摺り合わる時間がなく、両者の認識にズレがないか不安だった。
    -> 確かに。。私も多少の認識ズレを起こしてしまったので、認識摺り合わせの重要さを再認識しました!
  • 伝えられた内容を整理する余裕がなく、伝えられた内容のメモが雑になってしまった。(後々、メモを解読するのが大変だった..)
    -> 文章でメモするのは大変そう..。私の場合は図やキーワードをメモに残したので、少し時間に余裕があったかもです。
  • 伝達タイミングで十分な情報が揃っているか分からなかった。(実装タイミングで情報が不足していることに気づく..)
    -> まさに私も同じことを感じました。実装タイミングで気づくことって案外多いですよね..。

工夫したこと

  • 伝える時、冒頭で「言葉の定義」を説明した。
    • 「カラーコードが #d2006eのところは、レコチョクカラーとお伝えしますね!」のような感じで。
      -> 認識相違が生まれないように、色を具体的なカラーコードで伝えていることもGoodですね!
  • 共通するデザインは一度に伝えるようにした。
    • 「ヘッダーとフッターの背景色は同色で #cff2faです!」のような感じで。
      -> 時間短縮の工夫が施されていますね!
  • メモを文章ではなく、ワイヤーフレームのような「手書きの図」として取った。
    -> メモを自分以外の人が見る場合にも、「手書きの図」であれば認識相違がなくなりそうで良さそう!

ウェブページ作成フローを紹介!

最後に少しだけ、私がウェブページを作成する時の流れをご紹介します。
以下の手順で進めると、頭の中を整理しながら実装できるので、初心者の方にはおすすめです!

1:まずは、仕様やデザインを確認します。(画像はイメージです)

  • 資料に不備や疑問点があれば事前に解消しておきます。

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2:HTML構造やHTMLタグを検討・実装します。

  • HTML最新バージョン(HTML Living Standard)に準拠して、ウェブクローラが理解しやすいHTML構造(セマンティックなHTML)を意識すると良いでしょう。

3:CSSプロパティの検討・実装します。

  • 一旦、スタイル設定はHTMLタグのstyle属性に記述します。
  • ブラウザで動作確認しながら実装進めます。

4:styleタグやCSSクラスを用いたコードに修正します。

  • CSSクラス名を検討・実装します。
  • プロジェクト内のコーディング規約に合わせて全体を整えます。

5:ブラウザ上で動作確認する。

  • 問題なければ終わり!

おわりに

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
本記事は連載企画5日目になりますので、是非1日目から閲読していただけますと嬉しいです!

明日の レコチョク Advent Calendar 2022 は10日目 Visual Regression Testingを導入してみた(iOSアプリ) です。お楽しみに!