こんにちは!NX開発推進部ビジネス推進グループの児玉です。
1/23(木)に渋谷区立広尾中学校で新しい音楽体験研究所の特別体験会を実施しましたので、当日の様子をお伝えします!
体験会実施の背景
渋谷区では、「渋谷共創プロジェクト」の一環として、グローバル社会で活躍する自律した学習者を育むシブヤモデル「未来の学校」や、探究学習を推進する、探究「シブヤ未来科」といった取り組みが進められています。
詳しくは、以下のサイトに紹介されています。
全国初! 渋谷区の探究「シブヤ未来科」の挑戦 | STEAM JAPAN
この取り組みでは、従来の先生が教える受け身の授業から、生徒自身が主体的に学びを創る授業へと変化させ、「探究」の時間を充実させることを目的としています。
渋谷区に本社を置くレコチョクは、今回、区内の広尾中学と連携する機会があり、「ICT × 探究 + 地域 × 企業」というコンセプトのもと、同校の「マイプロジェクト」の授業内で「音楽」の視点から体験会を実施させていただきました。その体験会では、レコチョクが近年取り組んでいる「新しい音楽体験研究所」の作品 、「レコチョクマミン」 と 「カメレオンノーツ」 を通じて、生徒さんたちに新しい音楽に触れて探究を深めてもらいました。
「Maker Faire Tokyo」について
2023年よりこれまでとは異なる分野への挑戦を通じ、レコチョクに対する新しいイメージを持ってもらうことを目的とした「新しい音楽体験研究所」プロジェクトが立ち上がりました。
私が所属しているNX開発推進部では、「新しい音楽体験」を提供する取り組みの一環として、一昨年から「Maker Faire Tokyo」へ出展をしてきました。
詳しい内容は 以下の記事 で紹介しています。
以下、作品の説明です。作品に関する記事もあるので、是非ご覧ください!
レコチョクマミン
弊社キャラクター「レコチョクマ」の形をした、テルミンという電子楽器をM5Stackを用いて再現しました。
カメレオンノーツ
『カメレオンノーツ』とは、エモブロック(感情を表した顔文字ブロック)を並べることで、選んだ感情にあった曲をAIが作曲してくれる体験型の作品です。
体験会
オープニング
今回体験していただく4名の生徒さんにはレコチョクが創業以来、さまざまな形で音楽を届けるサービスをしている会社であること、音楽市場の最大活性化をミッションとしていること、エンジニアが多く在籍していることなどを説明させてもらいました。
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レコチョクマミン体験
早速レコチョクマミンを体験!
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最初は音階が変わる距離感を掴むのに苦戦していましたが、一人一人が体験していく中で、左手で音量を操って右手で音程を操ることによって作られる、レコチョクマミンならではのメロディの表現を楽しんでもらえているようでした。
カメレオンノーツ体験
その後カメレオンノーツも体験してもらいました!
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「どの顔にしようかな〜〜」と今の自分の感情とリンクしているエモブロックを選んでもらい、
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「やっぱりこっちかな〜〜」と、より自分らしさを探究してエモブロックを選ぶのを繰り返し、、
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自分のオリジナル楽曲の完成!!最後はアーティストになりきってポーズ!
(ちなみに校長先生をはじめ、担当の先生方にも体験していただきました!)
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体験会の感想
生徒さんからのご感想
- めちゃくちゃ楽しくて、もう一回曲を作りたいな!って思いました。
- カメレオンノーツの方もすごかったけど、距離だけで音のキーが変わるのはすごいと思いました。
- AIが音楽を作ってくれるということに驚きました。
- 音楽の体験イベントにはよく参加してて、自分でもAIを使って作曲をしたことがあるのですが、音楽を感覚的に作れて楽しかったです。
先生からのご感想
自分で選んだものが形になることに対して、初めは恥ずかしさを感じる生徒もいました。しかし、そのような生徒も含めて、皆が初めから積極的に体験に参加してくれたことは非常に印象的でした。見た目や色合い、その他の要素がうまく組み合わさることで、子どもたちの好奇心を引き出しつつ、体験のハードルを低くしてくれる効果があり、とても良かったと思います。さらに、自分たちで曲を1曲作るという経験は、探究心の面だけでなく、音楽的な側面からも彼女たちにとって貴重な時間となり、非常に有意義だったと感じています。
執筆者の感想
今回、中学校を訪問して体験会を実施するのは初めての試みだったため、ワクワクする気持ちがある一方で、生徒の皆さんに楽しんでもらえるか、新たな気づきを提供できるか不安もありました。
しかし、実際に会を進める中で、生徒さんたちはとても積極的に参加してくださり、先生方にも楽しんで取り組んでいただいたことで、教室全体が温かい雰囲気でのびのびと体験をしてもらうことができました。
また、体験会の終了後には生徒さんや先生方から感想をいただき、カメレオンノーツのデザイン担当者として、「作曲のハードルをなるべく低くしたい」という想いがしっかり伝わっていたことを実感し、大変感激しました。
まとめ
今回の体験会を通じて、渋谷区が取り組んでいる、子供が学びを創る授業という探究の姿勢を大事にする取り組みの素晴らしさを改めて実感しました。
中学生のうちから企業と直接関わり、話を聞く機会を持つことは、生徒たちの将来に大きな影響を与えるはずです。学校での学びに加えて、社会には多様な学びの場が広がっています。しかし、これまではそうした学びに触れる機会は、社会に出てからが一般的でした。
「やりたいことや得意なことがわからない」と悩む学生は多く、私自身もそうでした。だからこそ、中学生のうちから興味のある分野に触れ、自分の可能性を広げる機会を持てることは、とても意義のあることだと感じます。
レコチョクとして、子どもたちが新しい学びや気づきを得られるよう、どのように貢献できるかを考えながら、今後も「シブヤ未来科」に注目していきたいと思います。
最後になりますが、このような楽しくて貴重な機会をくださった 渋谷区立広尾中学校の生徒の皆様、校長先生をはじめ、担当の先生方に、心より感謝申し上げます。 本当にありがとうございました。
今後も「新しい音楽体験研究所」という取り組みを通じて音楽や新しいことへの挑戦の楽しさを多くの方へ伝えていきたいと思います!