Xcodeにおけるドキュメントコメントを簡単に入れたかったお話

macOS, Xcode

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はじめに

Xcodeを未署名にする必要があります。
未署名にすると色々なものが動かなくなりますが、
それでもプラグインを使いたいって人向けです。

ドキュメントコメント

appledoc形式のコメントを書くと、Xcode上では以下の画像のように
ドキュメントを自動的に生成してくれます。
Markdown形式でも書くことができます。

ss2017-01-1715.03.29.png

ss2017-01-1715.27.49.png

ただ難点として書くのがとてもめんどくさいです。

一応[command] + [Alt] + [/]でこんなふう(↓)に補完できるらしいのですが、
個人的にはこの三本線がどうしても好きになれません、、
ss2017-01-1715.01.17.png


もっとこう簡単にイケてる感じでドキュメントコメントを書くことはできないの?
と思って調べてみたところ、VVDocumenter-Xcode というXcodeのプラグインが便利だとのことで、
早速導入してみました。

Alcatrazをインストール

VVDocumenter-Xcodeに限らず便利なプラグインはどんどん導入していきたいので、
プラグインの追加や削除が簡単になるツール Alcatraz をインストールしてみました。


(語源はやはりアメリカの有名な監獄からきているんでしょうか。)

手順についてはこちらを参考にしました

Xcode8から各プラグインにUUIDをつけなければいけないそうで、update_xcode_pluginsを導入します。
update_xcode_pluginsを導入すると、Alcatrazも同時にインストールされます。

ss2017-01-1715.24.13.png

しかしながらAlcatrazはXcode8に対応していないようで、うまく入っていません。
対応していないものを無理やり入れるのはあまりよろしくはないのですが、
Xcodeを署名されていない状態にして入れてみます。

複数のバージョンのXcodeを入れている場合は
途中でどのXcodeを使うか選択されますが、使いたい方のXcodeを選択してください。

ss2017-01-1715.24.13.png

Alcatrazを含むプラグインがインストールされたと表示されたら成功です。

そしてXcodeを一回閉じ、再起動します。
bundle云々のダイアログが出るので「load bundle」を選択すると、、

ss2017-01-1715.26.55.png

このように「Package Manager」が表示されたら成功です!
環境によってはMacを再起動する必要があるかもしれませんが、根気強くトライしてみてください。

VVDocumenter-Xcode

ss2017-01-1716.32.12.png

Package Managerを早速選択してみると、プラグイン検索画面が表示されます。
VVDocumenter-Xcodeを探し、インストールします。

VVDocumenter-Xcodeが追加されたことを確認して
あとはコメントを書きたいメソッドの上で「///」と打つと、

ss2017-01-1715.27.49.png
引数や返り値などをいい感じに含んでコメントが補完されます!やったね!

Xcodeを未署名にしたツケが回ってきた

未署名のXcodeにしたことで、UITestsを使うことができないことが判明。。。

そしてこちらにも書いてあるように、
Xcode8ではAlcatrazやVVDocumenter-Xcodeはサポートされておらず、
UITestsは優先的に取りいれたいので、悔しいですがこれらは使わない方向でいくことに。

ドキュメントコメントは冒頭で紹介した
[command] + [Alt] + [/] で三本線ライフを楽しんでいこうと思います。

何にせよ泣く泣くAlcatrazをアンインストールすることに。。手順も一応ご紹介します。。

  1. PackageManagerからVVDocumenterXcodeを削除

  2. Alcatrazを完全に消去

  3. Xcodeの状態を復元させる

  4. Xcodeを再起動

まとめ

[command] + [Alt] + [/] による方法で、コメントのスタイルを変更できるようにしてほしいです!

macOS, Xcode