【Alamofire】通信のリトライを行う

API, Swift, Xcode

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

現在私はアプリ側でAlamofireを用いてAPIを実装をしておりますが、通信のリトライの実装に関して気になったことがあったので、
備忘録的ではありますがここで紹介したいと思います。

結論

  • Alamofireで通信のリトライが実現できる
  • setValueメソッドを用いるとHTTPヘッダを書き換えることができる

開発環境

  • Xcode 8.2.1
  • Swift 3.0.2

詳細

通信機能を実装する際に、以下のような流れで通信のリトライを行いたいのはよくある話だと思います。

  1. 何某かのAPIを叩く
  2. アクセストークンが有効期限切れになっている
  3. アクセストークンを再取得する
  4. HTTPヘッダに新たに取得したアクセストークンを詰めて再度同じリクエストを行う

ぱっと思いつく方法としては、以下のように同じ引数でリクエストを行うメソッドを再度呼び出すことが挙げられますが、
重複したコードになったりと何かと煩雑になりがちです。実装の工夫次第にはなりますが・・・

そこで、通信して返却されたレスポンスオブジェクトのプロパティを調べてみると、
URLRequest?型の response.requestというものが見つかりました。
この response.requestには元々のリクエストがどのようなHTTPヘッダを持っているのかなどといった情報が入っているようです。

そのため、これをアンラップしたものをAlamofireによる通信のリクエストを行うメソッドの引数に入れることで、通信のリトライを実装しました。

また、再取得したアクセストークンをHTTPヘッダに詰めたかったので、
リトライを行う前に setValueメソッドを使用しました。

上記を踏まえると、先程のコードは以下のようになりました。

リトライの部分が一行で済むのはうれしいですね。
若干ですが、重複したコードが無くなっただけにだいぶすっきりしたように感じます。

API, Swift, Xcode