「伝える」と「伝わる」

マネージメント

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一般的なビジネススキルについて考えるシリーズ。
私は趣味で長年合唱をやっていまして音楽でも仕事でも、
「伝える」だけでなく「伝わる」ことが大切だなと思うことが多いので、
自分なりに書き留めてみました。

例えば自分は「夕焼け小焼けの赤とんぼ」と歌ったつもりだとします。
しかしお客さんが歌詞が聞き取れないと、
”きれいな曲を楽しそうに歌っているな”程度の感想しか持ってもらえなかったりします。

お客さんが聞き取りやすいように少し発語を工夫して歌ってみると、
メロディーラインが上に登ってゆるやかに下っていく様子が
大きな夕焼けを背景に飛んでいるとんぼを心に描いて、感動が倍増するかもしれません。

つまり、自分が”伝えた”つもりになっていても、
最終的に相手に”伝わって”いないと最大限の効果が得られません。

(仕事ではこの違いが時にミスを発生させてしまいます)

音楽の場合ですと、相手に伝わる演奏をするために専門的な練習を重ねる必要も出てきますが、
ビジネスでのコミュニケーションは普段から私たちが行っていることですので、
少し気を付けるだけで伝え方をぐっと変えることができます。

コツはこれに限ります:

『自分が相手の立場になった時に、
そう言われて理解できるか考えてから話す』

ものすごく極端に言うと、フランス語しかわからない人に
日本語で熱心に話しかけても内容は正しく伝わりませんよね。

簡単なようで難しいことですが、意識すれば必ず変わると思います。
相手はシステムのことをどれくらい理解しているのか、
自分たちに対して協力的なのか、消極的なのか・・・
気を付けていた人もそうでない人も、今日からちょっと視野を広げてから話してみませんか。


※ちなみに・・・
 ハンガリーで、日本語で夕焼け小焼けを歌ったら
 現地のお客さんが何人も、涙を浮かべて感動してくれた経験があります。
 音楽の場合は、言葉は伝わらなくても心で伝わる、ということもありますね。

この記事を書いた人

ながさき
ながさき
非エンジニアですが、エンジニアとシステム利用者の
垣根を無くすため日々奮闘中です。