エンジニアのビジネス貢献の可視化の重要性

マネージメント

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可視化の重要性

DevSumi 2017でも発表されていましたが、
「新規事業が対峙する現実からエンジニアリングを俯瞰する」
という講演が興味深かったので紹介します。

エンジニアがどれほどビジネスに貢献しているのか?
というのを可視化できるようにして置くことがとても重要だという話になります。

  • エンジニアの書いたコードが、直接売上等に関わっているのであれば、可視化は簡単だと思います。
    • そこの部分にフォーカスして、改善していけばいいのだから
  • しかし、エンジニアが書いたコードが、直接売上等には関わっていないと、売上等の数値に効果が直結しない構造になっていまいます。

関わっていないわけではない

もちろん、サービスを開発して、リリースして運用している以上、エンジニアリングが何も貢献していないわけではないですよね?

でも、エンジニア側がビジネス貢献をうまく説明できない、もしくはビジネス側が理解してくれないということが発生してきます。
そうすると、関係性がどんどん歪んでいきます。

では、どうなるか?

可視化できないと、 トラブル(品質が悪い!障害起こすな!) だけが目立つようになります。
そして、 できて当たり前(減点主義) の方向になっていきます。

さらには、 コスト削減 や、 生産性向上 のようなビジネス指標から程遠い目標設定になっていく。

結果

保守的なエンジニアの誕生。
本来、俊敏に仮説検証して、リリースを繰り返したいはずなのに、その反対の方向へと向かいます。
改善も新機能もどんどんペースが遅くなる。
そして、社内なのに、受発注の関係性になっていく。

そうならないためにも

ビジネス側・エンジニア側が共通の目標をもち、それぞれの貢献が可視化できるようにする必要があると思います。
また、エンジニアが直接影響を与えられるビジネス指標は何かをビジネス側と一緒に検討することが大切だと思います。

まさにいま、こんなこと起きてる気がしますね。

この記事を書いた人

にょこた
PM(プロダクトマネージャー)目指して奮闘中、プログラムから、アーキテクト設計、サービス検討から、チームマネジメント、DevOps、いろいろやってます。