AWSにおけるインフラの基礎知識

AWS

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はじめに

 
岡崎です。
今回は、改めてAWSの基礎知識について復習・まとめを行おうと思い、書いています。
(EC2でサーバを立てる等の以前の前提のお話です。)
ちょくちょくインフラの知識についても触れていきます。

AWSで用いられる用語

  • リージョン(Region)
  • アベイラビリティゾーン(Availability Zone)
  • VPC
  • サブネット
  • プライベートIPアドレス
  • パブリックIPアドレス
  • インターネットゲートウェイ(Internet Gateway)
  • ルートテーブル(Route Table)

リージョン(Region)とは

AWSは、全世界に10か所のデータセンタ群を持っています。
そのデータセンターの場所を選択することができます。
通信速度・バックアップ等を考える際に重要になってきます。
日本であれば、東京(Tokyo)を選択することができます。

アベイラビリティゾーン(Availability Zone)とは

アベイラビリティゾーンは、リージョンをさらに細かくしたものと言えます。
現実世界にて災害等が起きた時に物理的に離れた場所にサーバ等を設置する事で
冗長化を測ります。

VPCとは

Virtual Private Cloudの略です。
AWSでは、自由にネットワークを作成することができます。その大元のネットワークをVPCと言います。
VPCで使用するIPアドレスの範囲は自分で決めることができます。(CIDR表記にて)

ex) 10.0.0.0/16(10.0.0.0 ~ 10.0.255.255 の65536個のIPアドレスを使用可能)

サブネットとは

VPCにおいて、さらにネットワークを分割したものをサブネットと言います。
サブネットで使用するIPアドレスの範囲は、自分で決めることができます。(CIDR表記にて)

ex)10.0.1.0/24(10.0.1.0 ~ 10.0.1.255 までの256個のIPアドレスを使用可能)

プライベートIPアドレスとは

インターネット上で使用されないIPアドレスの事を言います。
自由に使うことが可能です。

パブリックIPアドレスとは

別名グローバルIPアドレスと呼ばれています。インターネットに接続する際に使用するIPアドレスの事を言います。
AWS上のEC2は、起動を行う度にIPアドレスが変わるため、
EIP と呼ばれる固定のパブリックIPをアタッチすることがよくあります。

インターネットゲートウェイ(Internet Gateway)とは

現実世界におけるルーターの役割を行います。サブネットをインターネットに接続するために用います。

ルートテーブル(Route Table)とは

ルータは、ルートテーブル(ルーティングテーブル)を元にパケットを運びます。
AWS上では、デフォルトのルートテーブルが下記のようになっている為
インターネットにつなぐ場合は、追加の情報を加える必要があります。(デフォルトゲートウェイの設定)
なぜなら、指定したIPの範囲以外のパケットは破棄されてしまうからです。
ルートテーブルは、サブネットごとに適用されます。

before

ディスティネーション(宛先IPアドレス) ターゲット
10.0.0.0/16 local

after

ディスティネーション(宛先IPアドレス) ターゲット
10.0.0.0/16 local
0.0.0.0/0 任意のインターネットゲートウェイ

ちなみに、localはVPC(自身)を表します。

この記事を書いた人

岡崎拓哉
岡崎拓哉
2016年に入社した新卒。ドラムとインコが好きな人。
最近は、デザイン駆動設計や関数型プログラミングに興味あり。
マネジメントも覚えていきたい系エンジニア。

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