自分のチーム向けにカンバン方式をまとめます。 カンバン方式を採用する上で重要な点は下記3点。
- ワークフローの見える化(Visualize the workflow)
- WIPの制限(Limits WIP)
- リードタイムの測定と最適化(Measure and optimize lead time)
1.ワークフローの見える化(Visualize the workflow)
一点目、ワークフローを見えるようにしなければなりません。 タスクボードの左から順にタスクが流れるようにするやり方が一般的です。 現在弊チームでは
- Icebox
- Backlog
- Selected
- Doing
- Done
と5つのステータスで管理しています。 他にも拡張の必要があれば下記のようなステータスを タスクの性質によって追加することもあります。
■プロダクトバックログ(what)
- Icebox
- Selected
- On Going
- Review
- Done
■スプリントバックログ(how)
- Todo
- Ready
- Chore
- Pending
- Wait
- Calendar
- In Progress
- Done
■ストーリーの種類
- feature
- chore
- bug
- release
■パネル
- current
- backlog
- icebox
- epic
- done
2.WIPの制限(Limits WIP)
二点目。Work In Progressの制限です。 タスクを並行に動かすことは非効率であるため、 一度にできる量を抑えて流量をコントロールします。 一般的には 人数*2~3つ のタスクがDoingに入るよう調節します。
3.リードタイムの測定と最適化(Measure and optimize lead time)
三点目。スループットを計測することによって生産性を計測し最適化します。 タスク投入のルールとして、ポイントを付与しています。 ポイントの算出方法は1ポイントが最小の複雑さをもつタスクで 2ポイントは1ポイントに比べて2倍の複雑さを持っているということになります。 最小のポイントは人数の増加や習熟度によって常に変化します。 ポイントの区切りは一般的なプランニングポーカー的フィボナッチ数列(1,2,3,5,8,13,20~)を採用しています。
弊チームでは1ポイントが軽いHTMLの修正~更新で 13ポイントがモデルの修正~改修といった感じです。 ベロシティとしては一週間に一人100ポイントを消化できる見積もりです。
また、我々がカンバン方式を始めるにあたってscrumblrを採用しました。 http://scrumblr.ca/ https://github.com/aliasaria/scrumblr 採用の決め手になったのは「自由度」です。 他にもtrelloやpivotaltrackerやasanaなどを比較検討しましたが 規模感との兼ね合いで不採用としました。
鈴木
和服とvapeとСистемаと醗酵とたまごふわふわとカッティングシェイプスとジャージークラブとjuke/fwkに傾倒する人です