2016/2/23(火)、28(日)で行われましたハッカソン「レコチョク ハッ歌祭 2016」のレポートをお届けします。
同イベントの運営ディレクションを担当した今井がレポーターを務めます。
今回、募集期間が短かったにも関わらず定員を上回る方々にご応募をいただき、ご招待する方の選定から頭を悩ませましたが、
ご一緒したら楽しめそうと思える方々をご招待し、30余名の方々と楽しい時間を共にできました。
概要
テーマ・ルール
今回のテーマは弊社CIと同じ「人と音楽の新しい関係をデザインする。」です。
運営提供素材として準備したものは以下の通りです。
これらを利用するか否か、他社APIや機材持込などについて何も制限を設けず、自由にプロダクトを作っていただこうという設定で開催しました。
- API・環境
- 画像認識APIほか(提供:NTTドコモ様)
- AWS利用クーポン $25/1人(提供:アマゾン様)
- 弊社サービスの一部機能を切り出したイベント用API(提供:レコチョク)
- ロボット・機材等
- Pepper
- NAO
- 各種センサー・スイッチ群
- 段ボール・発泡スチロール等の工作資材
進行・スケジュール
2106/2/23(火)、28(日)と2日に分け、各々の日をアイデアソン&チームビルディング、ハッカソン(開発)と設定し、以下のように進行しました。
- 2106/2/23(火)
- 18:30 開場・受付開始
- 19:00 開会・挨拶・API等の説明
- 19:30 アイデアソン(全員アイデアを出す)
- 20:30 相互投票・チームビルディング(得票数の多いアイデアにメンバーが配属される形式)
- 21:00 チーム別懇親会(軽食)
- 2106/2/28(日)
- 09:30 開場・受付開始
- 10:00 ハッカソン開始
- 12:00 昼食
- 16:30 機器接続テスト・発表準備
- 17:00 プレゼン&審査
- 18:00 審査発表
- 18:30 懇親会
- 20:00 解散
審査
今回はこちらの審査基準をもとに、以下の審査員に審査をお願いしました。
審査基準
- 共感
- 成果物の価値を一言で説明できているかどうか
- その価値を体験できる一事例を創り出せたか
- その価値を欲する顧客を見つけることができたか
- 斬新さ
- 既存の常識・ルールを覆しているポイントがあるか
- 人と音楽の新しい関係をデザインしているかどうか
- 新しいマーケットを生む可能性があるか
- 実現性
- 体験を再現できるプロダクトが実装されているか
- チーム一人一人が貢献できているか
- サービス提供まで継続できる情熱を持っているチームか
審査員
- 西村真里子氏 (HEART CATCH株式会社 代表取締役)
- 江口靖二氏 (合同会社江口靖二事務所 代表)
- 加藤裕一(株式会社レコチョク 代表取締役社長)
- 稲荷幹夫 (株式会社レコチョク 執行役員 CTO)
作品紹介・賞
作品紹介
以下6つのプロダクトを作っていただきました。
※チーム構成メンバーは2/28(日)のハッカソン当日にご参加いただけた方のみを、ご応募いただいた順に掲載しています。
1位■作品名:JA-MAKE / チーム名:session impossible
メンバー:萩野タイジさん、尾石元気さん、井上真人さん、那須加織さん、後尾志郎さん、佐々木志門さん
楽器奏者の技能レベルに応じたJAM Sessionが簡単にできてしまうアプリ。
周りの演奏をアプリが拾い自動的に音程を検出、同時に生体センサーによりオーディエンスの興奮度を算出、
その検出したコード進行と盛り上がり度合いに合わせたアドリブフレーズを画面に楽譜で表示するというもの、
これによりJAMセッションに慣れていない人でも簡単にセッションにJOINできるという素晴らしいプロダクトでした。
メンバーの内、お一方は飛行機の都合で当日出席が叶わなかったのですが、諦めずにリモートで参戦いただけました!
2位■作品名:Live♪Mate / チーム名:Live♪Mate
メンバー:東野佑哉さん、河原崎裕朗さん、會田昌史さん、岡部未祐さん、寺岡幸二さん
ライブ仲間が見つからずに一人で通っている方に友達候補を提案してくれるアプリ。
近くで同じ音楽を聴いている人同士が繋がれるので楽しさ倍増!というボッチにオススメなプロダクトでした。
アイデアソンの時には男女の出会いに特化していたのですが、より多くの方が使える緩い感じに化けました。
独身時代に欲しかった!
3位■作品名:カオチョク! / チーム名:カオチョク!
メンバー:成田圭介さん、坂田健太さん、新井理絵さん、竹内隼人さん、緒方伸輔さん
カメラを見ながらボタンを押すだけで、その人の顔の特徴をとらえて楽曲をレコメンドし再生してくれるというアプリ&ハード。
街中やレコードショップへの設置をして販促に使えちゃうという、ハードまで手作りのプロダクトでした。
目の前にあったら押してしまいたい!!是非開発を進めてレコード店に売り込んでいただきたいものです。
■作品名:レコチョクーFashion / チーム名:Hyper-HMD
メンバー:超飯塚俊英さん、安田あゆみさん、池部元さん
カメラで人を撮るだけで、その人が着ている服の色、形、質感(素材)を総合的に分析して楽曲をレコメンドしてくれるアプリ。
「音楽を着る」ような文化が作れるのでは??と期待できるような夢のあるプロダクトでした。
■作品名:レコジョグ / チーム名:レコジョグ
メンバー:山本剛彦さん、有田卓矢さん、葛西久美さん、秋月徹さん、神保貴昭さん、松木佑徒(弊社スタッフ)
ジョギングのテンポに応じた楽曲をレコメンドして再生してくれるアプリ。
リズムに応じて体を動かしてしまう心理を利用して、長い時間走らせてくれるというダイエットに向いたプロダクトでした。
開発中とのものを試用させていただいたのですが、その場で走るって結構大変ですね。ルームランナーとセットで使いたい!
■作品名:LIVE anywhere / チーム名:電車組
メンバー:西村美砂さん、上西綺香さん、茶圓亮さん、矢崎雄人さん、中西亮太さん、東谷彩さん、ヴァグレ・セドリックさん
電車などの閉じた環境下にいる人同士が同じ曲を同時に楽しめるというアプリ。
サーバー側で再生タイミングをコントロールして同じタイミングで再生されるため、同じように体でリズムが刻めそうなプロダクトでした。
このアプリを使ってない人から見ると、思わず逃げ出したくなるような少し怖い感じになるのでは・・・と思いつつ、
レポーター今井は個人的には一番楽しめたプレゼンでした。
賞
以下の商品を入賞したチームメンバー全員分をご用意しました。
かなり大きなものもあったので宅配便の準備を検討していたのですが、見事にみなさんお持ち帰りいただきました。
- 1位 BOSE / SoundLink Happy Wireless GIFT set
- 2位 Jawbone / BIG JAMBOX
- 3位 Ion Audio / Max LP
イベント風景
2/23(火) アイデアソン
平日の夜ということもあって、軽めのアイスブレイクとウォーミングアップの後、各人がアイデアを出して発表するというスタイルでアイデアソンを実施。
一通りのアイデアが出そろったところで相互投票をして、ハッカソンで具体化するプロダクトを6つに絞り込み。
絞られたアイデアに興味のある人を集める形でチームビルディングをすすめたたら、チームメンバー同士で連絡先の交換/アイデアの深堀をしてもらい1日目は終了。
2/28(日) ハッカソン
1日目に決めたチームに分かれて朝早くからプロダクトの具体化に向けて各チームともガリガリと作業に没頭。
作業に集中いただけるよう、お弁当やドリンクをご準備させていただきました。ちなみに、一番人気のあったお弁当は叙々苑の牛タン弁当でした。
余興
どなたか使っていただけるかなと期待を込めて、ロボットのPepperとNAOを準備のうえ、専任のエンジニアにも来てもらったのですが残念ながら活用されず・・・。
ならばと、弊社APIのエンジニアと一緒にロボットでデモアプリを開発、審査待ちの余興として披露してもらいました。
GUIツールでシナリオを作って、簡単なコードを書くだけのお手軽さが魅力的でした。
また、懇親会では参加者の方々に素敵な歌を披露いただくなど大変盛り上がりました・・・が、懇親会風景の写真が殆ど残っておらずお見せできません(スイマセン)。
そして、2日間ファシリテーターを務めてくれたハブチンのおちゃめな写真。盛り上げてくれてありがとうございました!
集合写真
懇親会が始まって乾杯したところで記念に1枚。みなさん笑顔が素敵でした!