この記事は レコチョク Advent Calendar 2024 16日目の記事となります。
はじめに
こんにちは。レコチョクでフロントエンドエンジニアをしている坂本です。
最近は寒くなってきたのでROSSOのシャロンを聴いています。冬の夜道を歩きながら聴きたくなる曲です。
この記事が公開される頃にはクリスマスも近づいてよりこの曲が映える季節になっていると思うので、ぜひ聴いてみてください。
さて、早速本題に移ろうと思うのですが、今回はPerplexity AIのChrome拡張機能が便利だったので紹介してみようと思います。
Perplexityとは
ご存知の方もいるかも知れませんが、まずはPerplexityとはどういうサービスなのか簡単に触れておきます。
ということでPerplexity自身に紹介してもらいました。
Perplexity AIは、他のAIチャットツールと比較して、以下のような特徴があります:
- リアルタイムの情報検索:
Perplexity AIは、最新のウェブ情報をリアルタイムで検索し、最新の情報を提供します。これは、事前に学習されたデータに依存する他のAIチャットボットとは異なります。ソース引用:
Perplexity AIは、提供する情報の出典を明確に示します。これにより、ユーザーは情報の信頼性を確認できます。直接的な回答:
Perplexity AIは、ユーザーの質問に対して直接的で簡潔な回答を提供することに重点を置いています。他のAIチャットボットが長文の会話形式の回答を生成するのとは対照的です。マルチモーダル機能:
Perplexity AIは、テキストだけでなく、画像や音声などのマルチモーダルな入力にも対応しています。特化した検索エンジン機能:
Perplexity AIは、検索エンジンとしての機能に特化しており、ウェブ上の情報を効率的に検索・要約する能力に優れています。継続的な学習と更新:
Perplexity AIは常に最新の情報を取り込み、学習を続けているため、最新のトピックや出来事についても正確な情報を提供できます。透明性:
Perplexity AIは、情報の出典を明確に示すことで、透明性を重視しています。これは、一部の閉鎖的なAIシステムとは異なるアプローチです。これらの特徴により、Perplexity AIは特に最新の正確な情報を求めるユーザーにとって、他のAIチャットツールとは異なる価値を提供しています。
とのことです。
メジャーなAIチャットツールとしてはChatGPTがありますが、ChatGPTは学習データを元に回答を行っており、学習データの期間以降の情報に対しては正確な返答が行えないという欠点があります。
対してPerplexityはWeb上の情報を都度検索し回答するため、より最新の情報を元に回答してくれるというのが大きな強みとなります。
ちなみに、ChatGPTにもWeb上の最新情報を取得するブラウジング機能がありますが、検索エンジンとしてBingを利用していること、および無料版ユーザーには回数制限が設けられていることに注意が必要です。
Perplexityにも有料版がありますが、無料版でも基本的な情報検索は可能ですので、ChatGPT Plusを契約していない場合で、かつ最新の情報を元に回答を得たいケースではPerplexityの方が適しているかもしれません。
PerplexityのChrome拡張機能を使ってみよう
Perplexityの概要について説明したところで、次にChrome拡張機能を紹介します。
インストール
拡張機能は以下のリンクからインストールできます。なお、この拡張機能はPerplexityへの会員登録やログイン無しで利用可能です。
Perplexity – AI Companion – Chrome ウェブストア
使い方
インストールが完了したら、まずは拡張機能をピン留めしておきましょう。
次に、要約したいページ上で拡張機能を開きます。ウィンドウの右上にSummarizeボタンが表示されているので、それを押してください。
(ちなみにアクセス制限がかかっているサイトなどではSummarizeボタンが表示されません)
すると以下のようにページの要約が生成されます。
ただし、このままだと英語での要約になってしまいます。
日本語で要約したい場合は、一旦回答が返ってきた後でテキストエリアに「in japanese」と付け加えると日本語で返ってくるようになります。
現時点ではプロンプトの保存は出来ないので、毎回「in japanese」と付け加える必要があります。
それでもタブやウィンドウをまたぐことなく、文章をコピー&ペーストせずに済むため、作業効率は上がります。
おわりに
英語のドキュメントを読む際、自動翻訳だと文体のクセや誤訳が原因でうまく内容を把握出来ないこともあるかと思います。そんな時は、この拡張機能を使うことで素早く概要を把握できるため、目当ての情報が無かったのに解読に時間をかけてしまった……なんてことも防げるのではないでしょうか。
ただし、生成AIを利用する際は常に回答の精査が必要です。あくまで利用する際は情報収集の補助に留めておいた方が良いでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
明日の レコチョク Advent Calendar 2024 は17日目「RecoChat with AI上でプラグイン完成までの奮闘記」です。お楽しみに!
参考にしたもの
この記事を書いた人
最近書いた記事
- 2024.12.16PerplexityのChrome拡張機能が便利
- 2024.11.22【備忘録】Vue3プロジェクトでTypeScriptの型チェックを行うとエラーが重複して出力されてしまう
- 2024.05.29【VSCode】Genie AIにカスタムプロンプトを登録してらくらく開発ライフに近づこう
- 2024.05.29PrismでAPIモックサーバーを立ててみよう