はじめに
エンジニア1年生としてネットワークの知識は学んでおくべきだろうと思い、ネットワークの基礎について勉強しています。
自分の中で理解を深めるため、記事に纏めました。
「ブラウザはどうやってホームページにアクセスしているのか?」を全4回でまとめました。
今回はネットワークの基礎知識であるIPアドレスとドメイン名について説明します。
1. ネットワークの基礎知識(IPアドレスとドメイン名) ← 今回はココ
2. サーバにデータをリクエストする
3. サーバのIPアドレスを取得する
4. サーバからデータを受け取る
間違っている点がありましたら、コメントで指摘いただけると幸いです。
使用した本
ネットワークはなぜつながるのか の内容を基に、自分用のメモとして纏めました。
IPアドレス
現在のインターネットで使用されている最も主流な通信プロトコルはTCP/IPです。
TCP/IPの世界ではハブにコンピュータを接続したものをサブネットと呼び、サブネットをルータで相互接続したものをネットワークと呼びます。
ネットワークを介して目的のデータを取得するためには、どのコンピュータが目的のデータを持っているのか知っている必要があります。
そこで、登場する概念がIPアドレスです。
IPアドレスは各コンピュータに割与えられた住所のことで、ネットワーク番号とホスト番号の2つから構成されています。
どのサブネットに属しているのかを示す番号をネットワーク番号、サブネット内のどのコンピュータかを表す番号をホスト番号と呼びます。
IPアドレスは32bitのデータで、8bitずつドットで区切り10進数で表記することが一般的です。(e.g.
10.11.12.13)
しかし、
10.11.12.13と書かれても、どこまでがネットワーク番号でどこからがホスト番号かわかりません。
そこで、最初の何bitがネットワーク番号を表すのかという情報を付与してあげます。
これをネットマスクと呼びます。
10.11.12.13/24と書くことで最初の24bitがネットワーク番号(10.11.12.*)になり、残りの8bitがホスト番号になります。
余談ですが、
10.11.12.*のサブネットに属すことが出来るコンピュータの数は8bitで表現できる範囲内であるため、256台であると考えられます。
(00000000, 00000001, 00000010 … 11111110 11111111)
しかし、ホスト番号部分の全bitが0の場合(10.11.12.0)はサブネット自体を表し、全bitが1の場合(10.11.12.255)はサブネット内のコンピュータ全体にデータを送信するという特別な意味を持っています。
そのため、このサブネット内で表現できるホスト数は254台(256-2)です。
ドメイン名
ここまでの説明で、コンピュータの住所を表すものがIPアドレスであるということは伝わったと思います。
しかし、接続したいコンピュータのIPアドレスを覚えておくのは大変です。
そこでIPアドレスに対して人間向けに読みやすく名前をつけたものがドメイン名です。
具体的な例をあげます。
我々がよくアクセスしている
www.google.comですが、これはIPアドレス
172.217.175.35のコンピュータです。
172.217.175.35よりも
www.google.comの方が覚えやすいと思います。
このようにIPアドレスに名前をつけたものがドメイン名です。
まとめ
- IPアドレスはパソコンの住所
- ドメイン名はIPアドレスにわかりやすい名前をつけたもの
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