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社内では Jinja2 というテンプレート言語を使って、HTML を生成しています。
公式を見ると、近ごろ流行りの Instagram も Jinja2 を使っているらしいです。
…の割にはネット上に情報があんまりなかったりします。
Jinja2 には色んな機能があるのですが、この記事では便利な割に影の薄い loop という変数を紹介します。
例えば、こんな要件があったとします。
users = ['パンチョ', 'ピンチョ', 'おおしおへいはちろう'] |
という名前の入った配列が渡されるので、
パンチョ、ピンチョ、おおしおへいはちろう |
と表示する。
フロントだとありがちな要件ですが、このような時に loop が使えます。
loop は for 文の中で使うことが出来、以下の変数を使用できます。
- loop.index : 現在、何回目のループかを返す
- loop.first : 初回のループなら True, そうでなければ False
- loop.last : 最後のループなら True, そうでなければ False
- length : ループの回数を返す
この loop.last を使うと、上記のような処理は簡単に書けます。
最後のループ以外は
loop.last が False なので、そこで分岐させます。
{% for user in users %} {{ user }}{% if not loop.last %}、{% endif %} {% endfor %} |
また
loop.first を使うと、同じような編集フォームを出力しながら、
1番目 のフォームは削除の x ボタンを出さない、という処理が簡単に書けます。
さらに、渡された配列が事前にソートされていれば、番号も
loop.index を使って表示することが出来ます。
他の言語だと、このような機能はあまりないような気がします。
実際、今までは do-while 文なんかをつかって、結構無理矢理書いたりしてました。
使える便利な機能はどんどん使っていきたいですね。
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